捨てるものから生まれる自然にやさしい素材。Onibegie

MONTBLANC

合成繊維を天然素材で染めた生地でユニフォームがつくれないか。

住商モンブランの企画力と、小松精練の染色技術が地球に優しいユニフォームをつくりました。

廃棄したタマネギの皮から抽出した成分をベースにさまざまな植物の天然成分を活用、配合させて染め上げた“Onibegie®”シリーズ。

タマネギの皮をはじめ、オリーブの葉+絞り殻、ワイン+ぶどうの絞り殻、米のもみ殻、竹炭などから生まれた豊かな天然色がユニフォームを彩ります。

 

合成繊維を自然素材で染め上げたいという開発者の想いが結実して生まれたOnibegie®の美しい色たち。
風合いあるこの色を住商モンブランはさまざまなユニフォームアイテムに展開。
風合いはもとより機能性、耐久性にもすぐれた製品群で、働く人たちに自然からのエールを贈り続けてゆきます。

  • オニベジ®ツイル

    体になじむソフトな風合いのツイル素材。ギラつきを抑えた趣のある色を表現します。耐久性が高く、エプロンやキャップなどのアイテムに展開。
  • オニベジ®ポプリン

    シワ加工を施し、麻のような風合いのポプリン生地。サラッとした肌ざわりが心地良く、シャツなどのアイテムに展開。

  • オニベジ®ツイル


    • [米+タマネギ]
    • ワイン
      [ワイン+タマネギ]
    • ベージュ
      [米+タマネギ]
    • オリーブ
      [オリーブ+タマネギ]
    • ネイビー
      [インディゴ+タマネギ]
    • ブラウン
      [タマネギのみ]
    • チャコール
      [竹炭+タマネギ]
  • オニベジ®ポプリン

    • ライトグレー
      [竹炭+タマネギ]
    • ワイン
      [ワイン+タマネギ]
    • ベージュ
      [米+タマネギ]
    • オリーブ
      [オリーブ+タマネギ]
    • ネイビー
      [インディゴ+タマネギ]
    • オニオン
      [タマネギのみ]
    • グレー
      [竹炭+タマネギ]

Onibegie®の魅力である自然由来の色がおりなす風合いを生かすデザインにこだわりました。

自然の息吹を感じるような、やさしさやなごみ感、リラックスした雰囲気を漂わせつつ、もちろんユニフォームに求められる機能性も最大限に充実させること。

最終的には着る人のモチベーションを高めるようなデザインをめざしています。

オーガニックレストランやカフェ、有機野菜ショップなど食の分野をはじめ、美容、医療の分野にも求められている、地球環境への思いやり。

業種を問わず、エシカルな意識を持つことがますますスタンダードになっていく時代にフィットするOnibegie®シリーズ。

住商モンブランでは、シャツ、ジャケット、エプロン、キャップなど幅広い業種に対応するラインナップを展開。

ラインナップ

食品サービスから美容や医療の現場まで。
環境への意識の高いあらゆるフィールドに
対応するOnibegie®シリーズ。

 

開発ストーリー

開発にかける想いや完成までの
道のりについて、
小松精練株式会社の
研究開発室・澤出依美さんに
お話を伺いました。

小松精練株式会社の研究開発室・澤出依美さん

“Onibegie®”の開発のきっかけを教えてください。

まず社会背景として、エシカルな思考でモノ選びをする人が増えてきました。マーケットも天然のもの、自然や生態系に優しいもの、安心安全なものを求めてきています。小松精練としても地球の環境保全に役立つ染色技術の開発にはずっと取り組んできましたし、その中のひとつとして合成繊維も天然素材で染められないかというのが、私たちにとっての命題でした。

天然繊維ですと、草木染めの技術が昔からありますね。

そうなんです。古来からある草木染めの技術を生かせないかと考えましたが、これが合成繊維だと染まらない。ユニフォームなど、仕事の現場で機能性、耐久性を求められる衣料では、やはり合成繊維でなければ満足のいくものはできません。なんとかして合成繊維を天然素材で染められないか、その難問への挑戦は簡単ではなかったです。

いろいろと苦労もありましたか?

実は10年以上前に一度取り組んでいたのですが、どうしてもうまく染まらず、開発を断念しているんです。それを今回なんとかして実現させたいと再度の挑戦で、また壁につき当たったのですが…。

タマネギの皮成分で色が定着しやすいことを実験。

合成繊維を天然素材で染めるというのは難しい?

とても難しかったですね。いろんな素材を試して、テストを繰り返すのですがうまくいかない…。そんな時、この件の打ち合わせを食堂でしていたのですが、食堂の方が「白い長靴に野菜の色がついてとれない」とつぶやいているのを聞いたんです。それでハッとして“野菜はどうだろう”と閃いたんですね。

食堂の方の一言がヒントになったのですね。

そうです。それでとにかく食堂にある野菜をみんなテストしようと。なす、ほうれん草、にんじん…。いろいろ試して、タマネギの皮の色素が合成繊維に効率よく染まることがわかったんです。しかも、タマネギの皮で染めると、他の素材の色も定着しやすいことがわかりました。

タマネギの皮が他の天然素材で染める時にも役立つのですか?

そうです。オリーブの葉や絞り殻、ワイン、ぶどうの絞り殻、お米のもみ殻、竹炭などで染める時も、タマネギの色素をベースに使います。だから“Onibegie®”と名付けました。

何色くらいの色が出せるのですか?

タマネギの皮を共通成分として6種類の天然成分を使って25色のカラーバリエーションをつくることが可能です。さらに増やすよう開発を続けています。

化学染料だけの色とは、やはり違いがありますか?

植物原料ならではの風合いの良い色が表現できますね。天然色素ですから、たとえばベージュ色であってもその中に数十種の色が入っています。だからこそ色に微妙な奥行きがあるのです。また経年するほどに味わいが増してくるのも魅力のひとつです。この色を合成繊維で出せたのが最大の特徴ですね。

どんな合成繊維に染められますか?

織物、編物、薄地、厚地、伸縮性のあるものなど、あらゆる合成繊維に対応できますし、はっ水加工や帯電防止加工、透湿防水加工などユニフォームに必要とされる加工も施すことができます。

どのような人に、“Onibegie®”シリーズを
使っていただきたいですか?

やはり自然や生態系に配慮する意識の高い方には、植物原料で染めたユニフォームを着ることが気持ちにもフィットすると思います。業種でいうと、オーガニックの野菜や食料品、コスメのショップやカフェ、レストラン、ナチュラル派のアパレルショップなどでしょうか。そういう場所で“Onibegie®”を着ることで仕事へのモチベーションを上げていただけるのではと思います。

“Onibegie®”の今後の展開は?

環境に負荷をかけないのはもちろんですが、地域を活性化させることもエシカルな活動にとっては重要です。その意味でも、原材料を地域の農家さんから入手するなど、地域に貢献できればと考えています。生産量の問題などもあり難しいのですが、将来的にはそういうスキームをつくっていきたいですね。

技術提携・取材協力
小松精練株式会社